私が日々思うことのつぶやき.
高槻の原生協コミュニティルームでレンゲ米栽培を通して得られた知見の報告会を行いました。
この報告会の背景には、知人の紹介で知り合った方がレンゲ米をされていて、その方が田植え前のレンゲ以外全て隣の田の方の栽培を真似ているという観測の好条件が整っているという幸運に恵まれ、しかもその田が毎日通っている道沿いという更に観測の条件が整ったという奇跡的な環境であったという事がありました。
作中、レンゲ米栽培の田の方で不安になるような生育が何度かあり、その都度話していた内容を整理して来年に活かすという事が報告会の目的でした。
観測をはじめて1作目なので確定はできないが、今年得られた知見は、温暖化により年々猛暑日が増え、米の栽培が難しくなると予想される中でレンゲ米栽培は希望の一手になるだろうと確信しています。
ただし、レンゲ米栽培は米の収穫後にただレンゲのタネをまけば良いというわけではなくて、事前に土作りをしなければ逆効果になるという話もしています。
開花させることが前提のレンゲを栽培する時に注意すべきこと再び
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田植えから定期的に観測していたイネが無事に収穫を迎えたそうだ。
驚くべきことに写真に写っている田は今年のウンカの当たり年で周辺も相当の被害を受けている中、殺虫剤を使用せずに収穫までこぎつけたそうだ。
更に驚くべきことに、すぐ近くにあるもう一つの田では殺虫剤を使用したにも関わらず、ウンカの被害があったそうだ。
すぐ近くといえど環境条件は異なるので一概に言えないが、一作を通して見てきたものには多大な価値があることは間違いない。
こちらの田の事を整理すると、
・冬期にレンゲを栽培していた
・田植え後の栽培は地域の肥培管理、水管理と合わせる
ということだけれども、レンゲ栽培の方で土壌改良材を活用し、
レンゲの鋤込み後にコロコロと小さな塊の比較的軽い土になった状態で田に水を張り田植えを行っている。
今作得た知見を元に次作の肥培管理を見直し、秀品率の向上のためのノウハウとして昇華していきたい。
余談
高槻で他にもいくつかレンゲ栽培を行っている田があったが、どの田もウンカの被害が多かったそうだ。
ミツバチによる花蜜と花粉の持ち出しの影響は思った以上に大きいのかもしれない。
開花させることが前提のレンゲを栽培する時に注意すべきこと再び
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